エンジニアの心技体

ドワンゴ 技術コミュニケーション室の塩谷( kwappa ) です。

2019年、ドワンゴには19名の新卒エンジニアが入社しました。一般研修やグループ会社との合同研修を経て、4/22からはエンジニア研修が始まっています。

その冒頭に「エンジニアの心技体」というテーマでぼくが話す時間を作りました。エンジニアとして成果を出し、成長し、生きのこるための心構えを「親父の小言」的に紹介しています。

スライドはこちらです。

前提知識として、ここ数年話題に上ることが増えてきた「心理的安全性」と「HRT」などを紹介し、その上でプロのエンジニアとして生きのこり成果を出すための心構えを「心技体」という軸で切り取って紹介しています。

「心理的安全性」という言葉が注目を集める結果となったGoogleのプロジェクト・アリストテレスについては時間的な都合で言及していませんが、平易に書かれた重要な文章ですので、あわせて一読をおすすめします。

スライドの最後で紹介している参考文献のリンクも掲載しておきます。技術コミュニケーション室として、ドワンゴのエンジニアに期待するふるまいや心構えのエッセンスを凝縮したつもりです。

平成も残りわずかとなりました。元号が変わるのにあわせたかのように、ドワンゴも速く・大きく変化していく真っ最中です。その変化を担う中核となる若手のエンジニアのみんなが、健全に、そして誇りをもって成長していってほしい。そんな願いをこめて話しました。

冒頭に埋め込んだスライドは「ニコナレ」にアップロードしたものですが、残念なことに8/15でサービス終了が決定しています。ですので、Speaker Deck版も用意しておきました。

ちなみにこの内容は2018年の新卒エンジニアに、研修のラストでお話ししたものがベースになっています。周囲からは「いい話だったがなぜ最後にやるのか」という指摘をもらったので、今年は研修の冒頭で話すことにしたのでした。

ぼく自身も話しながら、自分はできているだろうか?と自問自答してしまう内容でした。仕事が忙しかったりつらかったりすると、HRTやプロとして理想的なふるまいをつい忘れて、局所最適で問題を解決する方向に判断を倒しがちです。プロとしての誇りを持ちつつ、周囲を信頼し、全体最適を最優先して仕事をしよう、と改めて考えるきっかけにもなりました。