JANOG43 Report
はじめに
Dwango Cloud Service部 Networkセクションの北内です。
2019年1月22日〜25日に行われたJANOG43 Meetingに参加してきましたのでレポートします。
JANOG is 何
JANOGとはJapan Network Operators Groupの略で、ネットワーク技術者によるグループです。
メーリングリスト上での議論に加え、半年に一度のオフラインミーティングを行っています。
このミーティングは今回で43回目。20年以上の歴史があります。
何をしてきたか
今回のJANOG Meetingにはハッカソン運営、登壇者、そして参加者と様々な立場で参加してきました。
ハッカソン運営として
今回はハッカソン運営委員長として運営に関わりました。
今回はスタッフも含めて30名以上が参加するイベント。事前に様々な準備を行いました。
- 参加者のとりまとめ
- 開発環境の準備
- 当日の流れの整理
- etc…
事前に準備していたチームや、当日結成のチームなど、合わせて8チームに分かれて開発を行いました。
運営としては、初対面の人たちが一日でどの程度開発出来るんだろう・・・とヒヤヒヤするのですが、チーム内での役割分担もあり非常にレベルの高いアウトプットが多かった印象です。
登壇者として
2日目のネットワーク運用を楽にするチュートリアルでは、登壇者として発表を行いました。
ハッカソンに参加するきっかけになればと思い、普段コードを書く機会の少ないネットワーク運用者にも取り組みやすいテーマを選定して発表しました。
ネットワーク運用にもソフトウェア開発の文化を取り入れてみんなで楽をしていければ良いなぁと思います。
参加者として
運営や登壇がない時間には参加者として発表を聞く時間も取れました。
特に印象に残ったプログラムについて書きたいと思います。
-
- 議論の中で、ツールを作る人と使う人が違うとニーズが捉えられずに形骸化する、というような話がありました。
- これは運用者自身が必要なツールを開発していくしかないと思いました。
- 小さなツールでもコツコツと積み重ねて運用を楽にしていきたいです。
-
- 大規模なネットワークの設計に関わる話で、とてもとても勉強になりました。
- 設計ポリシーが明確に言語化されており、チームで共有しやすくなっていることに特に感心しました。
さいごに
JANOG Meetingが一方的なカンファレンスではなく、参加者も議論への参加やハッカソンでの開発などが行える、双方向のイベントであることがご理解いただけたかと思います。
JANOG Meetingでの経験を活かし、弊社サービスの安定運用に努めていきたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。